三日目、どうして君のことを思わないでいられよう?
君は南国の眩しい太陽の下で育た学生。
僕は雪の舞う北から海を渡ってきた教師。
僕らはこんなにも違うのに。
何故こうも惹かれ合うのか?
あの眩しい太陽が懐かしい。
暑い風が懐かしい。
また覚えているよ。
君が赤蟻に腹を立てる様子。
笑っちゃいけないって分かってた。
でも、赤蟻を踏む様子がとても綺麗で。
不思議なスッテプを踏みながら、
踊っているようで。
怒った身振り激しく軽やかな笑い声。
友子、
その時、僕は恋に落ちたんだ。