移行重要管理点

一.棚卸・スリム化

a.静的分析自動化

        静的分析を100%ツール化

b.静的分析のテスト

        動的分析（ログ分析）より、静的分析をチェックする

c.不足資産の徹底対応

        不足資産の提供、提供できない不足資産の機能説明と対応方針決め

d.類似度分析

        類似度分析で同じPGM・類似度の高いPGMを洗い出し、対応方針合意

e.業務上不要機能の対処

        お客様から不要機能を教えて頂き、並びに静的分析と動的分析の結果と照合

二.移行設計

a.テスト用データの迅速取得

        移行設計時点から、十分の検証用テストデータを本番から取得して頂く。 中間データ取得のテスト環境等を提供して頂く

b.ソース変換設計

        高い変換率の実現

        十分の性能、保守性の実現

        担当者は効率よく、正しく移行できるよう、設計する

        ソースレビューツール作成 ※変換率がとても高い場合に省略する

d.カバー率の実現

        全技術パターンと一般的な処理をカバーできるシナリオ操作を教えて頂き、弊社操作可能にする ※御社に操作して頂き、事前のデータ取出とホスト操作記録ツールによる録画も行う。 バッチの営業日種類、データ発生イベント日付等を教えて頂き、バラエティ豊富で、十分な比較テスト営業日の決定

        カバー率不足の為にOPEN側手動データ作成方法の確立とホストへのデータ逆注入ツールの作成 ※自動変換率が低い場合

        文法分析によるテストカバー率ツール

e.十分のテスト効率

        ホスト操作記録ツール

        ホスト処理のIN／OUT及び中間データファイル取出しの全自動ツール ※プログラム手動修正箇所のログ出力ツール、バグ箇所検索ツールも含む

        ホストデータ自動フォーマット変換（OPEN化）ツール

f.十分のテスト効率

        OPEN側自動テストツール（画面操作記録・再操作とバッチ自動テスト）

g.十分のバグ対処効率

        テストツールのデータ取出し粒度を分析し、確認する

h.本開発QCDの検証

        十分に技術パターンをカバーし、結合テスト可能なサンプルの選択

        パイロット１で、移行設計の変換・テスト方針の確認

        パイロット２で、本開発と同じように開発し、本開発QCDの検証 ※各種ツールの検証・バグ修正も含む

        全技術POINTをカバーするようにサンプル開発/テストを行う

三.本開発準備

a.テスト環境の整備

                十分の容量・性能・N/W・FTP等のインフラ・画面/バッチ連携・権限・既存テスト環境サポート等の検証環境の用意（拡張が必要な場合もある）。 既存システムの検証環境で利用する弊社ツールカスタマイズの為に、保守担当から既存環境の技術説明・支援

b.テストデータ取得スケジュールの制定

四.本開発

a.十分の移行設計体制の維持

        移行設計の間違い、漏れが発見する場合、迅速に対応

b.全体管理

        お客様データ提供等作業のトレースと調整

        リフォームプロセスの順守チェック ※移行作業逸脱チェックも含む 仕様変更後のシステムテスト、総合テスト工程に十分の期間を設ける

        品質部門の品質データ算出、品質検証の徹底

五.開発管理

a.PMは毎週複数回「移行開発重要管理項目」をチェックする

        ・移行主要POINTを体系立てて漏れなく「移行開発重要管理項目」に取り込む

        ・お客様関連作業を漏れなく取り込む

        ・随時に「移行開発重要管理項目」のチェックを行い、問題を早期発見する

b.弊社社内週会

        ・社内週会で、「移行開発重要管理項目」を会社組織的に再レビューする

        ・週会は、開発本部長、品質部長は必ず参加する。 開発全体のQCDにリスクが出たら、社長も参加する

c.週会でのお客様への報告

        ・お客様との週会で、「移行開発重要管理項目」を中心に報告する

        ・移行全体QCDにリスクが出たら、開発本部長も週会に参加する

        ・お客様に依頼すべきことを、レベルを落とさず、はっきり、納期と出来栄え レベルを含めて、依頼する

d.PM、部長、本部長、統括、営業取締役、社長の対応

        ・「移行開発重要管理項目」による催促 ※忙しい担当者に対する催促だけではなく、お客様管理者に要員調整を依頼

        ・影響が大きくなる恐れがあれば、開発と営業が一緒に書類での催促

        ・お客様は１週間以上遅れると、本部長→開発統括→営業取締役→社長で、 エスカレーションする

六.管理体制

a.本部長＋PM＋PLの体制

        ・本部長は会社経営者の立場で、案件を見る

        ・規模が大きくなってから、PM＋PLのペアの体制を立ち上げる

        ・PLに各管理系会議に参加してもらう

b.営業担当の支援

        ・営業担当も週会の参加したりすることで、調整のフォローを行う

七.技術 支援 体制

a.開発本部長と日本開発責任者との調整

        このプロジェクトの要員だけではなく、会社の「ホスト技術支援体制」でもサポートする

b.技術ポイント点検の文章化

        今回のプロジェクトの特殊性に対し、開発スタート時点で開発本部長による技術漏れ点検を行い、文書化を行う

八.品質管理

a.移行対象外作業混入防止チェックの徹底

        移行ではなく、インフラ構築・要件定義等の不向きの作業を徹底防止する

b.「移行開発重要管理項目」運用のトレース

        PMの「移行開発重要管理項目」報告メールの精度及び実施レベルのチェック

c.多種類テストのクロズチェックによる品質レベル把握の徹底

        ・１００％自動変換かつ１００％比較テストカバーでも、バグ密度算出、 バッチ営業日数

        ・シナリオ密度確認をし、基準クリアの管理 ・納品前の品質基準クリアチェックの徹底